【ジブリ映画】『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフのランキング15選一覧まとめ

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『千と千尋の神隠し』は引越し当日、とても奇妙なトンネルを見つけたところから始まる千尋の成長・冒険物語。

トンネルを抜けた先に待っていたのは、この世とは違う『神様』の世界でした。

その奇妙で心温まるストーリーは大ヒットとなり、公開当時日本の日本歴代興行収入のトップを塗り替えたことでも話題になりましたよね。

2021年の再上映を含めると、『千と千尋の神隠し』の興行収入はなんと316億8000万円。

世界的評価も高く、『千と千尋の神隠し』は数あるジブリ作品の中でも人気の高い作品です。

小さなお子さまからお年寄りまで、あらゆる年代から愛される『千と千尋の神隠し』ですから、当然心に残る名言・名セリフはたくさんありますよね。

今回はその中でも特に人気の高い、印象に残る名言・名セリフをご紹介します。

『千と千尋の神隠し』を担当した声優陣も超豪華なので、セリフとともに声も思い出しながら今一度『千と千尋の神隠し』の世界に浸りましょう。

  • 『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフ
  • 『千と千尋の神隠し』の名言から蘇る名シーン

まずは『千と千尋の神隠し』の名言・名言・名セリフの中から3つピックアップ!

ハク 「私の本当の名はニギハヤミコハクヌシだ!」
釜爺(かまじい) 「いいなあ、愛の力だなあ」
千尋(ちひろ) 「ここで働かせてください!」
目次

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフのランキング10選とは?

『千と千尋の神隠し』には名言・名セリフがたくさん。

10歳の千尋はある日、奇妙なトンネルを抜けて神様の世界に迷い込みます。

奇妙な神様の世界で千尋は孤軍奮闘、少しずつ強くなっていく千尋の姿は印象的。

心にジーンとくるセリフや、面白くて印象に残っているセリフなど、個性的なキャラクターたちが残す言葉は面白いものばかりです。

自立していく千尋、見守るハク、頑固だけど優しい窯爺、怖い湯婆婆…。

根強いファンが多い『千と千尋の神隠し』ですから、皆さんそれぞれ好きなセリフを持っていますよね?

そんな中から特に印象深い言葉を厳選してご紹介します。

『千と千尋の神隠し』は記憶に残る名言が多い

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフは、記憶に残るものばかり。

ちょっとしたセリフもあれば、深いセリフもあるのですが、どれも各シーンですぐにつぶやけるくらい印象に残るものが多いんですよね。

それぞれのセリフは、癖強めのキャラクターたちの個性をたっぷりと引き出してくれています。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフのランキング15選の基準

『千と千尋の神隠し』には名言・名セリフがたくさんあります。

そんな中から今回選んだ名言は、よく話題にのぼったり会話の中でよく引用されたりするものや、名言アンケートなどによくランクインするものを選定基準にしています。

加えてキャラクターの個性をよく引き出しているものもピックアップしているので、ぜひお楽しみください。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフ15選を一覧で紹介

千尋 「ここで働かせてください!」
銭婆(ぜにーば) 「いい名だね。自分の名前を大事にね」
ハク 「怖がるな。私はそなたの味方だ。」
千尋 「ハクは私を助けてくれたの。私、ハクを助けたい」
ハク 「私の本当の名はニギハヤミコハクヌシだ!」
ハク 「名を奪われると、帰り道が分からなくなるんだよ」
オクサレ様 「よきかな」
窯爺(かまじい) 「手ぇ出すならしまいまでやれ」
ハク 「私のことは、ハク様と呼べ」
窯爺(かまじい) 「いいなあ、愛の力だなあ」
リン 「油断するなよ、わかんないことはおれに聞け」
ハク 「さあ行きな、振り向かないで」
リン 「せ~ん!お前のこと鈍臭いって言ったけど、取り消すぞ~!」
湯婆婆(ゆばあば) 「贅沢な名だねぇ。 今からおまえの名前は千だ」
千尋 「私がほしいものは、あなたにはぜったい出せない」

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその1.「ここで働かせてください!」

千と千尋の神隠し

湯婆婆©Studio Ghibli

ここから『千と千尋の神隠し』の物語が始まったといっても過言ではない、劇中の重要なセリフです。

神様の世界で生きていくために、ハクに言われて湯婆婆のところへやってきた千尋は「ここで働かせてください!」と叫びます。

最初はけんもほろろに断られるものの、めげない千尋は大きな声で言い続け5回目にしてやっと湯婆婆との契約を交わすことに成功。

しかし湯婆婆(ゆばあば)との契約により本当の名まえを奪われ、『千』という名前で呼ばれるようになります。

ここから『千と千尋の神隠し』の物語が始まるのです。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその2.「いい名だね。自分の名前を大事にね」

千と千尋の神隠し

銭婆と千とカオナシ©Studio Ghibli

湯婆婆に名前を奪われた千が、自分の名まえを取り戻す重要なシーン。

湯婆婆の姉、銭婆(ぜにーば)が自分の名前を思い出した千尋に言ったセリフがこの言葉です。

「自分の名前を大事にね」

『千と千尋の神隠し』では名前は自分のアイデンティティであり、忘れてしまうと自分が何者なのか分からなくなります。

これは千尋が自分のアイデンティティを取り戻したということ。

そしてこのセリフは「自分を大切にしなさい」というメッセージなのではないでしょうか?

※ここから先は自分の名前を覚えているときは『千尋』、忘れているときは『千』と表記していきます。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその3.「怖がるな。私はそなたの味方だ。」

千と千尋の神隠し

ハクと千©Studio Ghibli

奇妙な世界に入り込み、両親は豚に変えられ、千尋は一人パニックを起こします。

そのときハクに見つけられ、怖がる千尋にハクが「怖がるな。私はそなたの味方だ」といって、赤い実を食べさせるのです。

この時点でハクは独りぼっちの千尋の唯一の救いであり、たった一人の味方。

しかもかなりのイケメン。奇妙な姿かたちの神様たちがいる中で、このルックスだけでも頼りたくなってしまいますよね。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその4.「ハクは私を助けてくれたの。私、ハクを助けたい」

千と千尋の神隠し

鎌爺©Studio Ghibli

銭婆のハンコを盗んだことで死にそうになっているハクを助けようと、千(ちひろ)が必死に鎌爺に訴えるセリフ。

今までハクに守られてきた千が今度はハクを守る番です。

鎌爺でさえ「あの魔女はこえーぞ」と怖れる銭婆に、躊躇なく会いに行こうとする千がかっこいいシーンです。

ちなみに鎌爺が銭婆を怖がる理由は「優しい人が一番怖い」からなんだとか。

これは公式が出した視聴者の質問に対する答えです。

確かに現実でも優しい人が怒ると一番怖い…ですよね。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその5.「私の本当の名はニギハヤミコハクヌシだ!」

千と千尋の神隠し

ハクと千©Studio Ghibli

銭婆のところに千尋を迎えに来た(助けに来た)ハク。

銭婆から許しをもらって2人で空を飛び戻っている途中に、ある川の上を通ります。

そのとき千尋に急に蘇ってきた昔の記憶。

千尋はこの川でおぼれたことがあり、ハクはその川の神様でした。

千尋のおかげで自分を取り戻した(名前を思い出した)ハク。印象に残る感動のシーンです。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその6.「名を奪われると、帰り道が分からなくなるんだよ」

千と千尋の神隠し

ハクと千©Studio Ghibli

自分の名前『千尋』を忘れかけていた千。

辛いことが重なって心が折れそうになっていたとき、ハクが寄り添ってこの世界に来たときの服を渡してくれます。

元の世界に戻るときに必要になるからと…。

そして元気が出るおまじないをかけてくれたというおにぎりも。

ここで一気に千の感情が堰を切ったようにあふれ出し泣き出してしまうのですが、その千を包み込んでくれるハクにキュンとしてしまいます。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその7.「よきかな」

千と千尋の神隠し

河の神©Studio Ghibli

湯婆婆含め、湯屋の従業員が「臭い」と忌み嫌う『オクサレ様(河の神)』を、高級な湯でもてなす千。

そのとき千はオクサレ様にトゲが刺さっているのに気づき、抜こうとします。

なかなか抜けないトゲが抜けたとき、オクサレ様の身体からあふれ出したのはなんと『大量のゴミ』!

くさい臭いを発してみんなに嫌がられるオクサレ様はなんと河の神だったのです。

ゴミを取り除いたあとに「よきかな」と言って消えていく河の神。しかも良い声。

でも汚染された河だったなんて、ちょっぴり胸が痛みますよね。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその8.「手ぇ出すならしまいまでやれ」

千と千尋の神隠し

千とススワタリ©Studio Ghibli

鎌爺のところにいって、うっかりススワタリの仕事を手伝ってしまう千。

良かれと思ってしたことですが、それぞれ役割を背負っているもの。

むやみやたらに人の仕事を取ってはいけないのです。

でも一度手を出したのなら、最後までやらないといけない。

これって真理ですよね。なんとなく自分のことを言われているようで、ドキっとした人も多いのではないでしょうか?

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその9.「私のことは、ハク様と呼べ」

千と千尋の神隠し

ハクと千と湯屋の従業員©Studio Ghibli

ハクの口利きもあり、湯屋で働けることになった千。

この世界に迷い込んでから最初に助けてくれたハク。

常に千を見守ってくれる優しい人なのに、「ハク様と呼べ」というギャップがたまりません。

「ハク様と呼べ」と言われたいファンが多いことも、納得です。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその10.「いいなあ、愛の力だなあ」

千と千尋の神隠し

鎌爺とリン©Studio Ghibli

ハクを助けるため、恐ろしい銭婆のところに出かけていく千に鎌爺がボソっと言うセリフです。

いかつめの渋い鎌爺が「いいなあ。愛の力だなぁ」なんて言うなんて、愛らしいおじいちゃんですよね。

緊迫したシーンなのですが、このセリフのおかげで一気にほっこりします。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその11.「油断するなよ、わかんないことはおれに聞け」

千と千尋の神隠し

リンと千©Studio Ghibli

やっぱり頼りになるのはリン姐さん。

そう思わせてくれるリンの頼もしい一言です。

口は悪いですが、とても優しく千の面倒をみてくれるんですよね。

最初は面倒を押し付けられていた形ですが、「引き受けたからにはちゃんと面倒を見るぞ」というリン姐さんが男前です。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその12.「さあ行きな。振り向かないで」

千と千尋の神隠し

千とハク©Studio Ghibli

神様の世界を後にする千尋。

『千と千尋の神隠し』の中でハクが最後に千尋にかける言葉が「さぁ行きな。振り向かないで」でした。

元の世界に戻るためには、絶対に振り向いてはいけないのです。

この言葉を胸に千尋は元の世界に帰っていきます。

もしもこのとき振り返っていたらどうなったのでしょう?

ちなみに「このあと千尋とハクが再会できるか?」という質問に対して、ジブリ公式で正式な回答があります。

それは「ハクは千尋が昔住んでいたところの近くにある川の神だから、そこに行けば会える」というものでした。

しかし千尋はハクの世界の記憶を失くしています。果たして二人は出会えるのか…。

出会ったら何をするのか…気になりますね。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその13.「せ~ん!お前のこと鈍臭いって言ったけど、取り消すぞ~!」

千と千尋の神隠し

千とリン©Studio Ghibli

銭婆のところに行く千を、駅まで送ってくれたリンが千にかけるセリフ。

「どんくさいなぁ」なんてブツブツ言いながらもよく世話を焼いてくれたリンですが、危険を顧みずハクのために立ち上がろうとする千を見直してこう言ってくれます。

文句も愚痴もはっきり口に出して言うけれど、褒めるときもちゃんと言葉にしてくれるところがいいですよね。

リンを見ていると「こんな先輩がいるといいなぁ」と思ってしまいます。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその14.「贅沢な名だねぇ。 今からおまえの名前は千だ」

千と千尋の神隠し

湯婆婆©Studio Ghibli

「今からおまえの名前は千だ」サラリと言う湯婆婆ですが、実はこれ千の名前を取り上げて自分を忘れさせるという裏があります。

最初見ていたときはなんとも思いませんでしたが、よくよく考えると自分のアイデンティティを奪われるのですから一番怖いことですよね。

この時点で『名前を奪われること』がどういうことなのか、千には分かっていないところもゾクっとします。

湯婆婆は一体今までどのくらい人をだましてきたのでしょうか。

そんなところも気になります。

『千と千尋の神隠し』の名言・名セリフその15.「私がほしいものは、あなたにはぜったい出せない」

千と千尋の神隠し

千とカオナシ©Studio Ghibli

千と仲良くしたくて金品を貢ごうとするカオナシに、きっぱり興味がないことを伝える千。

千が欲しいものは金や物ではないのです。

カオナシには分からなかったけれど、千が欲しかったものはきっと豚になった両親を救うこと。

そしてハクを助けることなのではないでしょうか?

でもどうにかして千の気を引きたくて、いろいろ出そうとするカオナシはちょっぴり切ないものがあります。

『千と千尋の神隠し』は何度見てもいい!

いままで『千と千尋の神隠し』を何度も見たという人も多いのではないでしょうか?

こうやって名言・名セリフを見ていくと、やっぱりもう一度見たくなりますよね。

何度見ても面白い、そして何度も見ても新鮮な気持ちで見れる作品なんてそうはありません。

今回ご紹介したセリフ以外にも、まだまだ名言はたくさんあるのでもう一度見返して、自分の好きな言葉を見つけてくださいね。