【アニメ】『宇宙兄弟』の名言・名セリフのランキング10選一覧まとめ

漫画雑誌『モーニング』で連載中、第56回小学館漫画賞、第35回講談社漫画賞を受賞した小山宙哉作の『宇宙兄弟』。

2012年には実写映画も公開された『宇宙兄弟』は、働く人たちの胸を打つ名言もたくさん出てきます。

宇宙飛行士に憧れを持ちつつ、少年時代を過ごした2人の兄弟、南波六太（むった）と南波日々人（ひびと）。弟は夢を実現したものの、兄はサラリーマンとして働くー。そんな兄、六太も、宇宙飛行士に憧れ、数々の試練に挑戦していく。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフを10個ご紹介します。

ピックアップ！『宇宙兄弟』の名言・名セリフを厳選して3つ紹介

『宇宙兄弟』の名言・名セリフのランキング10選とは？

今回、紹介するのはアニメ『宇宙兄弟』の名言です。

アニメ『宇宙兄弟』のテーマは「宇宙」。子どもの頃から宇宙飛行士になりたかった兄弟2人。弟の日々人は宇宙飛行士になり、兄の六太はサラリーマン。しかも、頭突きをしてリストラになることに…。そんな六太が、あきらめきれずに宇宙飛行士をめざすというストーリー。

原作は小山宙哉氏、講談社『モーニング』で2022年1月時点でも連載中。アニメは、制作A-1 Pictures、2012年4月1日から2014年3月まで読売テレビ、日本テレビで放送されました。

原作が数々の漫画賞を受賞し、実写映画化にもなった『宇宙兄弟』で、話題になった名言、心を打つセリフなどを紹介します。

『宇宙兄弟』は大人に「刺さる」名言が多い

あらすじは、少年時代から憧れていた宇宙飛行士になる夢をあきらめきれず、南波六太が宇宙飛行士になるためにJAXAの試験を受けるストーリー。

弟の南波日々人は夢を実現させて宇宙飛行士として活躍。一方、兄の南波六太は自動車会社の設計をしていたが、クビに。

その後、JAXAの試験を受けて、宇宙飛行士を目指して厳しい試練に挑んでいきます。

主人公の六太は不器用な人間。

だからこそ、子供よりも大人に「刺さる」名言が多い気がします。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフのランキング10選の基準

『宇宙兄弟』の名言の選考基準は、TwitterでつぶやかれたなどSNSで反響が大きいセリフを10個選びました。

また、ご紹介する名言・名セリフは元気や勇気をもらえる言葉を中心に選定しましたので、ぜひご覧ください。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフ10選びを一覧で紹介します。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフその1.「俺の敵は　だいたい俺です」

宇宙飛行士の訓練中に、ビンス教官とバーに行った時の六太の言葉です。

ビンス教官は、「あなたの敵は誰ですか？」と聞かれます。

その時に答えたのが

俺の敵はだいたい俺です。

そして、こう続きます。

自分の”宇宙へ行きたい”っていう夢を、さんざん邪魔して足を引っぱり続けたのは結局俺でした

うまくいっていない時、周囲が原因ではなくて結局は「自分」が問題。自分に勝てることができたら無敵というわけです。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフその2.「宇宙の話をしよう」

閉鎖ボックスの中での生活中、ロッカーの上にあった時計がなくなっていました。管制室からは、中で起こった問題は中で解決するようにという指示。伊東せりかが時計を発見しましたが、それは壊されていました。そして、そのタイミングで3時間以内にパズルを完成させる課題が出ます。

すると、古谷から、時計を発見したせりかが、壊したのではと責められます。

六太は実は犯人を知っていました。福田です。

グリーンカードで福田に時計を壊すようにJAXAから指令が出ていたのです。

しかし、犯人の名前を言うわけではなく

「なあみんな、宇宙の話をしよう」

と話題転換をします。

六太はグリーンカードの知識もうっすらと知っていました。福田が壊したなら、何か理由があることだろうと福田の名前も出さない対処をしたわけです。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフその3.「上手くなくてもいいし 間違ってもいいのよムッタ まずは音を出して 音を出さなきゃ 音楽は始まらないのよ」

少年時代から南波兄弟は、シャロンがいる天体観測所に通いつめて「シャロンおばさん」と慕っていました。

六太がJAXAの書類選考に残ったことを伝えると、シャロンは喜びます。1,225人中315人が書類選考に残り、次は一次審査。315人から2人か3人にしかならない宇宙飛行士。そんな六太に、昔のエピソードを話します。

楽器の中で何をやりたいか聞くと「全部」と答え、トランペットを選んだ六太。理由は、一番音が出にくいため。

今のあなたにとって一番金ピカなことは何？

と、自分にとって輝いているものは何かを問います。

上手くなくてもいいし 間違ってもいいのよムッタ まずは音を出して 音を出さなきゃ 音楽は始まらないのよ

この言葉を聞いて、試験を受けてみようかと感じる六太でした。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフその4.「迷ったときはね どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。『どっちが楽しいか』で決めなさい」

金子シャロンの言葉。

迷ったときはね どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。『どっちが楽しいか』で決めなさい

少年時代から遊びに来ていた天文観測所の職員、金子シャロン。「正しいか」ではなくて「楽しいか」が大事と説いています。

日が暮れちゃうわ 頭で考えなきゃいいのよ 答えはもっと下 あなたのことならあなたの胸が知ってるもんよ

大人になっても金子シャロンに会いにきていた六太。宇宙飛行士試験は難関。その試験に挑む際、胸に響く言葉をもらっています。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフその5.「宇宙行くの夢なんだろ　諦めんなよ　もし諦め切れるんなら　そんなもん夢じゃねえ」

南波六太よりも先に宇宙飛行士になっていた南波日々人。その日々人の言葉です。

六太は、サッカーで「ドーハの悲劇」が起きた年に生まれたことをコンプレックスに思っています。

何かあるたび「ドーハの悲劇」のせいにしている六太を責める時の言葉です。

世界中に何万人といる「ドーハの悲劇」の年に生まれた人たちは「誰一人夢が叶わない」のかと日々人は言い

宇宙行くの夢なんだろ。諦めんなよ。
もし諦めきれるんなら、そんなもん夢じゃねえ！

の言葉につながります。

六太はこれに内心怒ったのですが、それで宇宙飛行士になろうと火がついたのかもしれません。いい意味で、六太のやる気を奮いおこすことができた結果になったのかと思いますよね。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフその6.「ALS実験について、私の決断をお話します。私はやります。誰に何と言われようと、誰も何も言ってくれなくても、私はやります」

女性の宇宙飛行士、伊東せりかの言葉。

父親をALSの病気で亡くして、治療薬実験をするために宇宙飛行士になったせりか。ISSで実験している時、中止するように言われます。なぜかというと、民間企業との密談写真が公開されてネットで大炎上したから。

せりかが出発前に企業が接触。断ったのに、デマがマスコミで拡散されてしまいます。

JAXAの茄子田は

世間の誹謗中傷やクレームのようなものをいささか気にし過ぎ
（誹謗中傷やクレームを）仲間内で言う人は”凡人”　口に出さない人は”賢人”　不特定多数に向けて発信する人は”暇人”ですから

と言い、この言葉を受けて、せりかも、

私はやります

と決意して断言します。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフその7.「グーみたいな奴がいてチョキみたいな奴もいてパーみたいな奴もいる誰が一番強いか答えを知ってる奴はいるか？」

閉鎖ボックスの中での生活中の名言です。

それぞれのメンバーが得意な分野も苦手な分野もあります。長所も短所もあって当たり前。

誰が一番なのかを競うのではなくて、弱い部分は助け合えることが大切です。強み、弱みを認めあうことが重要。

日本古来の慣用句でも、「千差万別」や「十人十色」と同じような意味の言葉があります。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフその8.「本当に強い奴ってのはな 手を出さないんだよ だからお前は誰にも手ぇ出すなよ」

六太からすると、日々人は弟。お兄ちゃんは、弟を守る義務感があると感じていたようです。

言葉には続きがあって

ムカつく奴がいたらかわりに兄ちゃんがな頭出してやる

と言っています。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフその9.「六太君　君は　全く気付いてないだろう あの時の「ツン君」が宇宙飛行士となり そしてあの「モジャ君」が十数年ぶりに俺の前に現れた 俺の心はずっと躍りっぱなしなんだ！」

主人公の南波兄弟は、小さいころからJAXAに遊びに来ていました。何回も行き、展示アナウンスを覚えてしまうほど。

そしてJAXAの職員も南波兄弟のことをしっかり覚えていました。

「六太君　君は　全く気付いてないだろう あの時の「ツン君」が宇宙飛行士となり そしてあの「モジャ君」が十数年ぶりに俺の前に現れた 俺の心はずっと躍りっぱなしなんだ！」

は、若いころは髪の毛の多さから「JAXAのライオン」と呼ばれていたJAXA職員の星加 正（ほしかただし）によるもの。JAXAに来ていた南波兄弟のことを「モジャ君（六太）」と「ツン君（日々人）」と呼んでいました。

そして、大きくなった日々人が宇宙飛行士になったこと、六太がJAXAの試験を受けに来たことを喜んでいます。

『宇宙兄弟』の名言・名セリフその10.「ところでムッタ　「空」と「人生」の一番の違いは何だか知ってるか？　「空」は誰のもんでもない　「人生」は自分のもんだ　人生はコントロールが効く」

日々人の打ち上げの時、犬のアポが行方不明になり、その時に出会った「デニール・ヤング」の言葉です。元NASA職員で主任教官パイロットだった人物の言葉です。いつもNASAの帽子をかぶり、歯が抜けた髭の「あやしいおじいさん」。

日々人の訓練を担当したほか、六太の訓練も担当。スパルタで六太をしごいていきます。

飛行前のチェック作業は気を抜くなムッタ

など、宇宙飛行士としてあるべき姿を伝え、車椅子に座るようになっても

ワシらは死ぬまで　生きるだけだ。コントロールが出来る限り　自由に飛び回るだけだ

など数々の名言を残しています。

まとめ：元気や勇気を『宇宙兄弟』でもらおう！

『宇宙兄弟』は、働く大人が見ても勇気づけられる元気や勇気をもらえるアニメ。

宇宙飛行士になるために難関試験を突破し、実際に宇宙飛行士を目指していく南波六太の姿を描いています。

既に宇宙飛行士の南波日々人、天体観測所の金子シャロン、閉鎖ボックスで一緒だった伊東せりかに古谷に福田、JAXAの那須田、星加ら、メンバーそれぞれがいい味を出していて、思わず夢中になります。

アニメ『宇宙兄弟』の名言を感じて、元気をもらいましょう！