【呪術廻戦】虎杖悠仁の領域展開・術式は？関連人物や存在しない記憶も解説

トリビア 虎杖悠仁 領域展開
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週刊少年ジャンプで連載中でアニメ化もされた人気漫画『呪術廻戦』ですが、主人公・虎杖悠仁（いたどりゆうじ）の真っすぐで明るいキャラクターが物語を引っ張ってくれていますよね。

怖いもの知らずで戦いを楽しんでいる雰囲気もある虎杖悠仁ですが、領域展開や術式はいつ使えるようになるのでしょうか？

本記事では、これから虎杖悠仁が領域展開・術式を習得するかどうかについてや、関連人物、存在しない記憶に関して解説をします。

本記事に最後まで目を通していただければ虎杖悠仁について深く知ることができますので、『呪術廻戦』を踏み込んで楽しむためにも、ぜひご覧になってください。

  • 【呪術廻戦】そもそも虎杖悠仁とは？
  • 【呪術廻戦】虎杖悠仁の領域展開・術式は？
  • 【呪術廻戦】虎杖悠仁の関連人物
  • 虎杖悠仁の存在しない記憶
  • 【呪術廻戦】虎杖悠仁に関する一問一答
目次

【呪術廻戦】そもそも虎杖悠仁とは？

最初に虎杖悠仁についての基本情報をお伝えします。

プロフィール表と呪力を手にした経緯について記述しましたので、知っておくと虎杖悠仁の人物像が伝わりやすいと思います。

虎杖悠仁のプロフィール

名前 虎杖悠仁（いたどりゆうじ）
年齢 15歳
生年月日 3月20日
出身地 宮城県
所属 東京都立呪術高専1年
等級 1級呪術師査定中
声優 榎木淳弥

両面宿儺の指を飲むことで呪力を手に入れる

もともとは呪力を持っていなかった虎杖悠仁でしたが、任務中に両面宿儺（りょうめんすくな）の指を食べたことで強大な呪力を得ることとなります。

単行本1巻で「両面宿儺の指」の回収任務に向かった虎杖悠仁と伏黒恵（ふしぐろめぐみ）でしたが、1本目の両面宿儺の指は杉沢第三高校の百葉箱に保管されていました。

「両面宿儺の指」の回収任務中、同校の心霊現象研究会のメンバーが封印を解いて強力な呪霊を呼び寄せてしまったため、虎杖悠仁が両面宿儺の指を食べて呪力を得て呪霊を祓うことに成功します。

この事件がきっかけで呪力を得た虎杖悠仁ですが、その後も特急呪霊などの強敵との闘いで瀕死になるたびに食べ続け、現在は全20本ある内の15本の「両面宿儺の指」を食べています。

常人なら特急呪物である「両面宿儺の指」に肉体・精神ともに耐えられませんが、強靭な肉体とメンタルを持つ虎杖悠仁は身体崩壊を起こすこともなく、そのまま受け入れてしまいました。

このことにより虎杖悠仁は呪術高専から「両面宿儺の器」として認定されています。

【呪術廻戦】虎杖悠仁の領域展開・術式は？

呪力を手にした主人公・虎杖悠仁ですが、作中では領域展開や術式を使えない存在として描かれています。

一体、どのような技や力で呪霊や呪術師たちと渡り合っているのでしょうか。

  • 術式を持っておらず領域展開もできない
  • 逕庭拳（けいていけん）
  • 卍蹴り(まんじげり)
  • 黒閃

上記の4つの項目に分け、虎杖悠仁の戦闘能力について解説していきます。

術式を持っておらず領域展開もできない

主人公であるにも関わらず、虎杖悠仁は術式も領域展開も使えません。

一般人より強大な呪力を保持しているため使えないことはありませんが、習得に至っていないのが現状ですね。

そのため、戦闘では生まれ持った高い身体能力を駆使して攻防を繰り広げており、殴る蹴るのわかりやすい肉弾戦を得意としています。

ある意味では主人公らしい戦い方と言えるでしょうし、呪力＋身体能力だけで呪霊と戦えているのが逆に凄いですよね。

逕庭拳（けいていけん）

「逕庭拳（けいていけん）」は、打撃による衝撃と呪力による衝撃が瞬間的に連続させることのできる攻撃です。

本来、呪術師の使う呪力を込めた打撃は打撃と呪力が同時に相手にヒットしますが、虎杖悠仁の呪力を込めた打撃は特別で、突き抜けた身体能力から繰り出される打撃のスピードが速すぎるため、遅れて呪力がヒットする2段攻撃になっています。

普通の呪霊には効果てきめんですが、打撃と呪力の力が分散して総合的な威力が減る特性があるため、特急呪霊クラスにはあまりダメージを与えられなくなる欠点もあります。

卍蹴り(まんじげり)

https://twitter.com/rasta0118/status/1326013071031107584

「卍蹴り（まんじげり）」は、地面に倒れこむように両手をつき、そのまま足を相手に振り落とすようにぶつけて蹴る技です。

一気に姿勢が低くなるため、受ける相手は虎杖悠仁が目の前から消えたかのように見える効果があります。

実在する躰道（たいどう）という武術では「卍蹴り」の名称もモーションも全く同じ技が存在しており、本当に目の前から使い手が消えたかのように見える驚きの技ですね。

黒閃（こくせん）

「黒閃（こくせん）」はその名の通り、黒い稲妻のような呪力がインパクトの瞬間に走る強烈な打撃で、通常の呪力を込めた打撃の2.5乗倍もの威力を出すことができる技ですね。

呪力を持つ者なら誰でも習得は可能ですが、打撃と呪力のズレを0.000001秒以内に収めることが発動条件になっており、かなりシビアで繊細な技だと言えます。

「逕庭拳（けいていけん）」とは逆に、打撃と呪力のズレを埋めるコントロールが必要になる技ですが、虎杖悠仁の高い身体能力が呪力とのスピードのバランスを絶妙に整えたことが発動の決め手となったようです。

「黒閃」を発動させると呪力の核心に迫れると言われており、虎杖悠仁はこの出来事によって呪力使いとして大きく成長したことでしょう。

【呪術廻戦】虎杖悠仁の関連人物

敵・味方問わず登場キャラクターが多い『呪術廻戦』ですが、主人公・虎杖悠仁の成長に関係してくるキャラクターは誰がいるのでしょうか。

特に作中でキーになった関連キャラクターを取り上げ、解説していきましょう。

両面宿儺

「両面宿儺（りょうめんすくな）」は、『呪術廻戦』の作中でも特に、虎杖悠仁にとって重要なキャラクターになっています。

最凶最悪な呪いの王と呼ばれる「両面宿儺」ですが、あまりに呪力が強大なため、すでに死亡しているにも関わらずその指は特急呪物として扱われ、各地・各場所に保管されていました。

虎杖悠仁は「両面宿儺」の呪力を宿した指を15本も取り込んでおり、呪術高専からは「宿儺の器」として認定され、「両面宿儺」本人とも身体の入れ替わり契約をするなど重要な関係を築いています。

虎杖悠仁が強力な呪力を手にするきっかけが「両面宿儺の指」を食べたことであり、その後の呪術師としての成長にも関係しているため、最も重要な関連人物と言ってもよいでしょう。

脹相

脹相（ちょそう）は特級呪物の「呪胎九相図」（じゅたいくそうず）の長男で、後述する「存在しない記憶」の影響で虎杖悠仁を弟として認識しています。

「呪胎九相図」の9名の兄弟は、呪霊の子供を持つことができる特異体質の女性から生まれた存在で、明治時代に活動していた呪術師・加茂憲倫（かものりとし）の実験により誕生しました。

脹相は加茂憲倫の血を混ぜられて誕生しており、加茂憲倫と虎杖悠仁は遠縁ながら血のつながりがあることが判明しています。

加茂憲倫は過去に女性の身体を利用して虎杖仁（いたどりじん）との間に子供を作らせており、その時に誕生した子供が虎杖悠仁でした。

つまり、同じ加茂憲倫の血を受け継いでいる脹相と虎杖悠仁は遠い親戚関係にあたります。

実は加茂憲倫は、脳を入れ替えることで他人の身体を乗っ取れる術師・羂索（けんじゃく）によって利用されただけであり、さらに虎杖悠仁の母にあたる女性も羂索によって身体を利用されていたのでした。

羂索は特急呪術師・夏油傑（げとうすぐる）の死体も乗っ取っており、『呪術廻戦』の作中でも重要な敵キャラクターと言えます。

虎杖香織

虎杖香織（いたどりかおり）は主人公・虎杖悠仁の父親である虎杖仁の妻で、物語上ではすでに死亡している存在です。

虎杖仁との間に子供を欲しがっていましたが、希望が叶わぬまま亡くなりました。

加茂憲倫が乗っ取った女性の名前も香織ですが、虎杖香織と同一人物かは判明しておらず、虎杖悠仁の本当の母親が誰かという点も厳密には不明なままです。

しかし虎杖香織の死後に身体を羂索（けんじゃく）が乗っ取り、虎杖仁との間に子供を儲けたと考えると筋が通るため、虎杖悠仁の母親は虎杖香織の説が濃厚でしょう。

いずれ作中で明かされる可能性がある部分ですので、続報を待ちたいところです。

虎杖悠仁の存在しない記憶

「存在しない記憶」とは、それまで経験したことのない記憶が突如として頭に浮かび上がる現象で、主人公・虎杖悠仁と東堂葵（とうどうあおい）、脹相（ちょそう）の3人が体験しています。

『呪術廻戦』においての謎描写の1つであり、読者の間でも理由についてさまざまな考察がされているのが「存在しない記憶」ですね。

東堂葵と手合わせた時に発動

単行本5巻にて、呪術高専京都校の3年生・東堂葵（とうどうあおい）とバトルをしていた虎杖悠仁でしたが、「2人が同じ中学校で仲良く過ごしていた」記憶が突然流れています。

この「存在しない記憶」を共有した東堂葵は虎杖悠仁を古くからの友人だと認識し、なぜか虎杖悠仁を親友として接するようになりました。

脹相との交戦した時にも再び発動

単行本12巻の渋谷事変にて、敵対していた虎杖悠仁にとどめを刺そうとしていた脹相には、「呪胎九相図の兄弟たちと虎杖悠仁が楽しく食事している様子」の記憶が頭に流れ込んでいます。

兄弟である血塗（ちけず）と楽しそうに話す虎杖悠仁の様子が浮かび、兄弟を殺した仇であるはずの虎杖悠仁となぜ親しくしているのかわからず困惑したまま、とどめを刺すことを止めました。

この「存在しない記憶」がきっかけとなり、脹相は虎杖悠仁のことを弟として認識するようになっています。

存在しない記憶の発動条件は？

人の記憶を操作してしまう虎杖悠仁の「存在しない記憶」ですが、作者の芥見下々（あくたみげげ）先生によると、虎杖悠仁の術式ではないそうです。

筆者の考察としては、虎杖悠仁の人間性に由来する能力ではないでしょうか。

人当たりがよく、誰にでも明るく接する虎杖悠仁の性格に感化された登場人物たちが、「こんな良い奴と一緒に過ごせたら最高だ」といったイメージを作り、過去を改変した記憶を作り出した可能性があります。

つまり、虎杖悠仁と仲間になりたいと経験則から直観として思い、「存在しない記憶」を生み出し、東堂葵や脹相の中で親友や弟といった認識に昇華したんですね。

脹相に関しては兄弟とは言わぬまでも、実際に加茂憲倫の血縁関係でもありますので、より強いシンパシーを感じたのかもしれません。

【呪術廻戦】虎杖悠仁に関する一問一答

この章では、読者が抱きやすい虎杖悠仁にまつわる謎や疑問について回答していきます。

『呪術廻戦』の主人公でありながら、作中で明かされていない部分がいくつかある虎杖悠仁ですが、本当のところはどうなのでしょうか。

  • 虎杖悠仁は天与呪縛を持っている？
  • 虎杖悠仁のおじいちゃんの正体は？
  • 虎杖悠仁が術式を使えるようになる可能性はある？

上記3つの項目に分け、一問一答形式で解説していきます。

虎杖悠仁は天与呪縛を持っている？

結論から書くと、虎杖悠仁が「天与呪縛（てんよじゅばく）」かどうかは判明していません。

「天与呪縛」は、呪力や身体能力に何らかの縛りを設けることで別の能力の力を底上げするものですが、虎杖悠仁の人の領域を遥かに超えた身体能力に関しては、「天与呪縛」によって作られたものである可能性は否定できないでしょう。

実際、術式や領域展開をまったく使わずに呪霊と戦っており、「天与呪縛」を発動している禪院真希(ぜんいんまき)や伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)に近いファイトスタイルです。

今後作中で、虎杖悠仁が「天与呪縛」を発動しているかどうかが判明するかもしれませんので、続報に期待しましょう。

虎杖悠仁のおじいちゃんの正体は？

虎杖悠仁のおじいちゃんは「虎杖倭助（いたどりわすけ）」と言い、1話目に登場してそのまま死亡しています。

生前、入院していた病院にお見舞いに来ていた虎杖悠仁に対し、「オマエは強いから人を助けろ」「オマエは大勢に囲まれて死ね」「俺みたいになるなよ」と、忠告とも孫を想う老婆心ともとれる発言をしています。

虎杖悠仁の出生の謎や生い立ちについて何か知っているようで、本当の母親や身体能力の秘密を知っている登場人物であることがわかります。

虎杖悠仁が術式を使えるようになる可能性はある？

現在の『呪術廻戦』の作中では術式を使えない虎杖悠仁ですが、「両面宿儺の指」を食べて両面宿儺の呪力を手にしたことにより、両面宿儺の術式が使えるようになることは間違いなさそうです。

虎杖悠仁の先生であり最強の呪術師・五条悟（ごじょうさとる）も、「虎杖の体に宿儺の術式が刻まれる」と発言しており、時期は不明ですが両面宿儺の技を使って立ち回る虎杖悠仁が見れる可能性大でしょう。

ただでさえ身体能力が高いのに、両面宿儺の術式「解（カイ）」「捌（ハチ）」「開（フーガ）」といった、カッコ良くて強力な技まで駆使する姿は胸が熱くなる展開と言えます。

まとめ：『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁は謎の解明と成長が期待できるキャラクター

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

主人公・虎杖悠仁にまつわる疑問や謎を解く手助けになりましたでしょうか。

領域展開も術式も使わず、身体能力と呪力を使った基本的な打撃のみで戦う虎杖悠仁ですが、その呪術師らしくない戦闘スタイルが真っすぐな性格に合っていてカッコ良いですね。

また謎に包まれた出生の秘密や、「天与呪縛」の有無など、作中で語られていない部分も虎杖悠仁の魅力を増してくれています。

今後『呪術廻戦』の物語が進むにつれ、虎杖悠仁の謎が解明されていくことでしょうし、両面宿儺の術式や領域展開といった能力が使えるようになり、呪術師としてパワーアップする展開も期待できますね。

本記事をきっかけに主人公・虎杖悠仁の魅力を再確認していただき、『呪術廻戦』の物語をより一層楽しんでいただければ幸いです。