【鬼滅の刃】猗窩座 (あかざ)が女を殺さない理由とは?過去の関係性も解説

今や国民的な漫画として扱われている大ヒット漫画『鬼滅の刃』ですが、ハードな戦闘やコミカルなやり取りなど、主人公・竈門炭治郎をはじめとする魅力的な登場人物が織りなす物語に見応えがあって引き込まれますよね。

そんなバトル物の少年漫画で大切になるのが、敵キャラクターの存在です。『鬼滅の刃』も例外ではなく、炭治郎たちに襲い掛かる強力な敵・鬼の存在が物語を盛り立ててくれていますね。

本記事では敵の鬼の中でも上位の強さを誇る十二鬼月から、人気キャラクターで上弦の参・猗窩座(あかざ)を取り上げて解説します。

物語上ではひたすら強さにこだわっている猗窩座ですが、彼は一体どういった経歴のある鬼で、人間だった頃はどのような人物だったのでしょうか。

  • そもそも猗窩座(あかざ)とは?
  • 猗窩座(あかざ)のプロフィール
  • 猗窩座(あかざ)が女を殺さない理由と過去について
  • 猗窩座(あかざ)が上弦の弐の鬼、童磨を毛嫌いする理由
  • 猗窩座(あかざ)のに関するネット上の意見・感想

※本記事では『鬼滅の刃』のネタバレを含みますので、ご注意ください。

【鬼滅の刃】そもそも猗窩座(あかざ)とは?

まず最初に、猗窩座について『鬼滅の刃』の作中では語られることのない公式プロフィールと、彼の性格や特徴について解説していきます。

拳鬼の異名を持ち、鬼の中でも圧倒的な強さを誇る猗窩座ですが、一体どのような経歴をもって強さを獲得し、上弦の参の地位に上り詰めたのでしょうか。

  • 猗窩座(あかざ)のプロフィール
  • 猗窩座(あかざ)の特徴や性格

ここからは上記2つに分けて猗窩座のプロフィールや特徴を紐解いていきます。

百年以上も上弦のポジションに就き続けている猛者・猗窩座について見ていきましょう。

猗窩座(あかざ)のプロフィール

この項目では猗窩座の基本的なプロフィールを表にまとめてお伝えします。

作中における猗窩座という存在をつかむ参考材料にしていただければと思います。

年齢 不明 百年以上は上弦の鬼として活動しているため、100歳は超えている
誕生日 不明 公式にも発表されていない
身長・体重 173cm・74 筋肉質でがっしりした体型なので比較的体重がある
性格 好戦的、ストイック 強くなることが猗窩座(あかざ)にとっての命題なため他者との仲も判断基準は強さ、弱い奴には冷たい
生まれた場所 不明 特に作中では語られていない
趣味 鍛錬 鬼としての無限の時間を強さの獲得に使い続けている
血鬼術 破壊殺 肉体を強化して徒手空拳による攻撃を行うという単純明快な術で、武闘派の鬼・猗窩座(あかざ)らしい血鬼術

猗窩座(あかざ)の特徴や性格

全身に入れ墨が入っており、短髪で筋肉質という少しいかつい見た目の猗窩座ですが、性格はクールで冷静沈着な面と戦闘狂の二面性も持ち合わせています。

鬼として強さを追い求め続け至高の領域を目指すという信念を抱いており、より強い存在となって戦いを楽しむことを目的に上弦として活動しているんですね。

また強い者には一定の敬意を払う反面、弱い存在である人間を見下しており、治癒力が高い鬼という種族を高尚な存在として称賛しています。戦闘力が全ての価値判断の基準になっているというわかりやすい性格ですね。

その性格が歪んだ想いを生むこともあり、衰えるだけの姿は見たくないという発想から強さを認めた相手の死を願うこともあります。敵である柱の煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の強さも認めていましたが、杏寿郎が鬼に鞍替えすることを拒んだため猗窩座に致命傷を与えられ死亡してしまいました。

人間を老いて死にゆく弱者として認識しており、徹底的に強さを追及している猗窩座にとっては理解できない愚かな存在なのかもしれません。

【鬼滅の刃】猗窩座(あかざ)が女を殺さない理由

ここからは猗窩座の最大の謎、女性を殺して食べない理由について解説していきます。

弱い存在である人間など眼中にもない猗窩座ですが、なぜか女性にだけは特別な感情を抱いているようですね。

冷酷な猗窩座に小さな慈悲の心を持たせている原因は一体何なのでしょうか。

猗窩座(あかざ)が女を殺さない理由と過去の関係性

猗窩座が人間の女性を殺せない理由の結論を書きますと、人間だった頃に想いを寄せていた女性・恋雪の存在が猗窩座を無意識に縛っているから、という説が濃厚です。

恋雪だけではなく、そこには猗窩座に降りかかった壮絶な過去が大きく関わっており、病弱な父、貧困という環境、盗みをしていた少年期など、さまざまな要素が絡み合って鬼・猗窩座の人物像を作り上げています。

  • 人間の頃の名前
  • 罪人となった理由
  • 父親の死と世の中への憎悪
  • 慶蔵との出会い
  • 恋雪との出会い・婚約
  • 毒殺される慶蔵と恋雪
  • 復讐

この項目では、上記7つに分けて猗窩座の過去を解説し、人間の女性を食べない理由について迫っていきます。

人間の頃の名前

人間時代の猗窩座の名は「狛治(はくじ)」です。ここからは考察になりますが、誰かに仕えるという意味で狛犬の「狛」、病人に寄り添って病を治すという意味から「治」を取り、「狛治」と名付けられたのではないでしょうか。

また猗窩座は人間の時に愛する者2人の看病をしています。実の父親と婚約者の恋雪です。人間の時の猗窩座は殊勝に尽くす心根の優しい少年で、病床に伏せた2人には嫌な顔ひとつせずお世話をしていました。

この素直で純粋な性根が世を恨む原動力となり、鬼となった猗窩座の異常なまでの強さの追求、ストイックさに拍車をかけているのかもしれません。

罪人となった理由

少年時代の猗窩座(以下、狛治)は病に侵された父と二人暮らしをしており、その生活は明日食べる物に困るほど困窮していました。

そんな過酷な境遇の中、狛治は大好きな父のためにお金や物の盗みを働き、食料の調達や父の病に効く薬を購入します。そのために何度か捕まった狛治は盗人の証として腕に三本線の入れ墨を入れられてしまいました。

人間時代の入れ墨は鬼・猗窩座となってからも残っており全身に入っています。これは盗み以上の罪を犯してきたという猗窩座が抱いているセルフイメージであり、もう人間の道理では生きないという自戒の意が込められているのではないでしょうか。

父親の死と世の中への憎悪

身体が弱く、病に侵されていた狛治の父ですが、何度も盗みを働く息子に心を痛めていました。何もできない自分が生きていると狛治に悪さをさせてしまい、世間様の迷惑になると思いつめ自殺してしまいます。

大好きな父に生きていて欲しいと願っていた狛治は、ただ大切な父のためにできることを精一杯やっていただけにすぎず、父のためならどんな刑罰を受けても、世間からどれほど罵倒されようとも構わないと思っていました。

とても純粋な少年、狛治に降りかかった父の死という悲劇。貧乏人には生きる権利すら与えてくれない世の理不尽に打ちのめされた狛治の生活は荒れ、悪さが止まるどころかますます酷くなっていきます。

慶蔵との出会い

荒み切った心の憂さ晴らしをするかのように悪さを重ねる狛治でしたが、ある日大人数名と喧嘩をしていると、武術家である慶蔵がやってきました。

大人数名をあっという間に倒した狛治の強さを見た慶蔵は、自分が営んでいる道場の門下生にならないかと打診します。しかし、腕に罪人の証である入れ墨が入っている自分に、笑顔を見せながら馴れ馴れしく話しかけてくる慶蔵に苛立った狛治は殴りかかりました。

腕っぷしに自信のあった狛治でしたが、武術の達人である慶蔵の技によって一瞬でたたき伏せられ気を失ってしまいます。慶蔵の強さを身をもって知った狛治は門下生になる気持ちが芽生え、道場にやってきました。

道場を営む慶蔵は病弱な娘と2人で暮らしており、何でも屋のようなことをして日々の生活費を稼いでいます。狛治に娘である恋雪を紹介すると、武術の稽古と同時に恋雪の看病もお願いし、承諾した狛治の新たな生活が始まるのでした。

恋雪との出会い・婚約

慶蔵に紹介され恋雪と出会った狛治でしたが、恋雪は病が原因で床に臥せていて普通の生活もままならぬ程に衰弱していました。恋雪に父の姿を重ねた狛治は心を動かされ、お世話をすることを約束します。

その後、稽古と看護の二足の草鞋で生活していく狛治。しかし恋雪は看病に狛治の稽古の時間を使わせていることを申し訳なく思っていました。

恋雪の心配をよそに、狛治は父の世話をしていた経験から看病を全く苦に思っていませんでした。誠実な狛治の献身的な看病によって恋雪の体調は日に日に良くなっていきます。そして狛治もまた、慶蔵との修行や恋雪との触れ合いによって荒んだ心が癒されていたのでした。

狛治が道場に来て3年が過ぎた頃、恋雪は普通に生活できるほどに回復していました。穏やかな時間が流れるある日、慶蔵は狛治を呼び出し、恋雪と夫婦となり武術家として跡を継いでくれないかと申し出ます。頬を赤らめ困惑する狛治でしたが、互いに想いをよせていた2人だったのでその未来を否定はしませんでした。

別の夜、狛治と恋雪は祭りの花火を見に出かけていました。良い雰囲気となったタイミングで恋雪が「私と夫婦になってくれますか」と狛治に問いかけてきます。その問いに狛治は恋雪の手を握り、「俺は誰よりも強くなって一生あなたを守ります」と力強く返事をしました。

この淡い思い出が狛治の心に強く刻まれ、鬼・猗窩座となった後にも強さにこだわり続けている最大の理由かもしれませんね。また女性を食べない理由も、恋雪との恋愛を通して女性は守る存在という観念が猗窩座の中に残り続けているからかもしれません。

猗窩座にとって女性は恋雪の姿を重ねてしまう存在であり、大切な人たちを守れなかった狛治の無念を呼び覚ます特別な存在なのでしょう。

毒殺される慶蔵と恋雪

恋雪との結婚が決まり、父の墓前に報告に出かけた狛治でしたが、道場に帰ってくると人だかりができていて騒がしい様子でした。父が死んだ時を同じ胸騒ぎを覚えた狛治は駆け寄ります。

狛治の嫌な予感は的中し、慶蔵と恋雪が毒殺されたという衝撃的な事実を野次馬に聞かされます。急な事態に愕然とする狛治でしたが、また大切な人の命が危険に曝されている時に傍にいてあげられなかったという自分への怒りで打ち震えました。

毒殺の犯人の正体は隣の道場を跡取り息子です。実の親が亡くなったこと、仲睦まじい狛治と恋雪への嫉妬、慶蔵の道場の土地が欲しかったものの、実力では勝てない現実などの不幸と不満が重なり井戸に毒を盛ったのでした。

復讐

慶蔵と恋雪が毒殺されてすぐ、犯人がわかった狛治は隣の剣術道場を1人で襲います。すでに人を大きく超えた戦闘力を身に着けていた狛治は道場生を圧倒し、素手によって身体を破壊する残虐な攻撃で跡取り息子を含めて67名を殺害しました。

全ての遺体はバラバラに引きちぎられ、道場中に肉片が巻き散らかされた惨状。到底素手で行ったとは思えない凄惨な人間の破壊行為は、後に作り話とされたほどの襲撃事件となりました。

愛する慶蔵と恋雪を失い、虐殺という最悪の大罪を犯した狛治は途方に暮れ唖然としたままさ迷っていました。そんな狛治の前に現れた鬼の長・鬼舞辻無残。狛治の凶行を知っていた無残は、鬼となって仲間にならないかと打診します。

精神が崩壊しかけていた狛治は通り過ぎようとしますが、無残は何も言わず狛治の顔を手刀で貫き鬼の血を流し込みました。狛治は抵抗することもなく受け入れ、ついに強さを求める武闘派の鬼・猗窩座が誕生します。

こうして鬼となった狛治は猗窩座として無残の仲間に加わり、上弦に君臨する実力を発揮して人間たちを苦しめるのでした。

【鬼滅の刃】猗窩座(あかざ)が童磨を毛嫌いする理由

ここからは上弦の弐・童磨と上弦の参・猗窩座の関係性について解説します。作中では一方的に童磨を嫌っている猗窩座ですが、なぜそこまで毛嫌いするのでしょうか。

  • 童磨が女を好んで食べるから
  • 童磨の方が強くなったから
  • 童磨の態度が悪いから

この項目では、猗窩座が童磨を嫌っている理由を上記3つにわけて解説していきます。

理由①:童磨が女を好んで食べるから

猗窩座は恋雪との過去もあり、女性を食べることを拒絶しています。にも関わらず、童磨は堂々と女性を喰らって強さの糧にしているため、そのやり方に憎しみを抱いている可能性がありますね。

作中描写でも童磨はいつも女性を喰らいながら登場するシーンが多く、栄養価の高い女性だけを狙って食べている節すらあります。猗窩座の心には女性は守る対象であるという想いがあるため、犠牲にするなどというのは軽蔑に値するのかもしれません。

理由②:童磨の方が強くなったから

鬼としての経歴は猗窩座の方が長いにも関わらず、上弦の弐として自分の一つ上に君臨している童磨の強さが気に入らない可能性がありますね。

加えて、長い時間をかけ純粋に鍛錬と戦闘によって腕を磨いてきた猗窩座とは違い、栄養価の高い女性を食べることでドーピング的に能力の底上げを計っているやり方にも納得いっていないのかもしれません。

猗窩座は強さに対してある意味でとても紳士に向き合い、ストイックに極めようとしています。逆に童磨は強ければなんでも良いとばかりに女性を喰らい、手段を選んでいません。強さに関する価値観が違いすぎるため、猗窩座にとっては目の上のたんこぶ、目障りな存在なのでしょう。

理由③:童磨の態度が悪いから

馴れ馴れしい態度が気に入らない可能性もありますね。猗窩座は人間の狛治だった時、慶蔵が馴れ馴れしく話しかけた時にも苛立っていました。距離が縮まっていないにも関わらず親しげにされることを嫌う性格なのかもしれません。

そもそも猗窩座は童磨と距離を取っており、そのことを童磨も気づいていながら近づいている節もあるため、その性格の悪さがさらに猗窩座の苛立ちを買っているのかもしれませんね。

童磨はいつも薄ら笑いを浮かべ周囲を見下しているような雰囲気があり、先輩ぶって猗窩座を小馬鹿にしたような態度を取ることもあってか相入れない性格なのでしょう。

【鬼滅の刃】猗窩座(あかざ)に関するネット上の意見や感想

『鬼滅の刃』でもその強さから圧倒的な存在感を示し、人気を獲得している猗窩座ですが、ネット上には彼に関してさまざまな意見がよせられていますね。

この項目ではSNS上の『鬼滅の刃』ファンたちの意見を参考に、猗窩座の魅力を考察していきましょう。

名声優・石田彰さんの発する笑い声は妖艶さと不気味さがあって様になっていますよね。

猗窩座は武闘派の上弦にも関わらず、口調がなめらかでセクシー、どこか相手を下に見るゲスさもあって個性的です。

猗窩座の壮絶な過去を知ると、鬼となり世に災いをもたらしている彼にも並々ならぬ事情があったということがわかりますよね。

恋雪も可愛くて健気で狛治とベストカップルといった感じですし、慶蔵も狛治のことを大切にしてくれ、もう一人の父のような存在でした。

最初は父、そして二度目は2人と、愛する人を3人も奪われたらそれは世を呪ってしまう気持ちもわかりますし、その過去が共感を呼び、猗窩座の人気に繋がっているのではないでしょうか。

まとめ:悲しき過去を背負い、強さを追い求める上弦の参・猗窩座(あかざ)

ここまでお読みいただきありがとうございます。『鬼滅の刃』屈指の強敵・猗窩座の魅力が伝わりましたでしょうか。

他の鬼たちと同様、猗窩座の過去にも悲しい出来事があり、彼が強さにこだわり続けることにも理由があると知っていただけたと思います。

原作の漫画『鬼滅の刃』は完結し、猗窩座の活躍も終わりを見ましたが、アニメ版ではこれからさらに躍動してくれることでしょう。

武闘派の上弦の参・猗窩座がどのようなアクションを見せ、炭治郎たちと激闘を繰り広げてくれるのか非常に楽しみですよね。

ぜひアニメ版で大暴れする宿敵・猗窩座の動向に注目してください!