この記事では、漫画「チェンソーマン」に登場するキャラクターである「闇の悪魔」について解説します。
作中で最序盤から名前が言及され、主人公たちが倒すべき強大な敵である「銃の悪魔」を上回る敵として現れた、闇の悪魔。
今回はそんな闇の悪魔の登場する場面、能力や強さについて解説していきます。
闇の悪魔に関する疑問や、再登場の可能性についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 闇の悪魔について
- 闇の悪魔の登場シーン
- 闇の悪魔の能力、強さ
- 闇の悪魔に関する疑問
※この記事にはチェンソーマンのネタバレが含まれていますので、気になる方はご注意ください。
【チェンソーマン】そもそも闇の悪魔ってだれ?
チェンソーマン、闇の悪魔の造形から登場まで凄すぎてため息出るな… pic.twitter.com/8puPQTaATy
— レストラン (@amks916) October 22, 2020
闇の悪魔は、「チェンソーマン」で登場する「悪魔」と呼ばれる存在の一体です。
デンジを狙う刺客の一人であるトーリカがドイツのサンタクロースに操られる形で「地獄の悪魔」を呼び出します。
主人公のデンジ、アキやパワーなどの公安組、クァンシや付き添う魔人たち刺客組を巻き込んで地獄へ落としました。
地獄に落下した彼らの前に現れたのは、地獄にいる悪魔の一体である「闇の悪魔」
これまで最も強いと言われており、それまでの作中の描写からラスボス候補であった「銃の悪魔」よりもさらに恐ろしい悪魔と評され、読者に絶望感を与えました。
そしてその後の展開では、これまで登場した悪魔とは比べ物にならない実力を披露していきます。
闇の悪魔のプロフィール
闇の悪魔の詳細なプロフィールは以下の通りです。
名称 | 闇の悪魔 |
称号 |
「超越者」「根源的恐怖の名前を持つ悪魔」 |
生息地 |
地獄 |
能力 |
通り過ぎるだけで腕を切断、睨むだけで流血させる、鈴の付いた剣など多数 |
「悪魔」と呼ばれる存在は地獄において誕生し、死亡すると現世へ向かいます。
そして現世で死ぬと、また地獄に戻るので、記憶を失っても存在が失われることはありません。
しかし闇の悪魔は一度も死んだことがないことから、「超越者」と呼ばれている存在。
相対するだけで悪魔が人間の体を借りた存在である「魔人」は心が折れ、自殺の許可を求めるほど恐れられている悪魔です。
【チェンソーマン】闇の悪魔の登場シーンは何巻何話?
第二次世界大戦と核兵器の無いチェンソーマン時空、当然米ソの技術競争もなく、この世界では月面着陸は失敗してるのではないか。だから闇の悪魔と宇宙の魔人があそこまで強い力を持っているのではないか。宇宙飛行士の死体が闇の悪魔の花道になってるのはそういう意味なのでは。という考察。 pic.twitter.com/LC2feSy2EP
— 遊牧民 (@megane2480) September 19, 2020
闇の悪魔はチェンソーマンの64話、単行本では8巻に収録されている「ウェルカムトゥーザヘル」で初登場します。
闇の悪魔が現れた際のイメージは、宇宙飛行士の死体が並べられた道を堂々と歩く禍々しいいでたちの悪魔の姿というショッキングでありながらもどこか芸術的な映像。
死体になった宇宙飛行士の姿は胴体を真っ二つにされ、上半身の手は合唱、祈りを捧げているようでした。
これまでの悪魔とは全く異なる存在感を放ち、マキマ以外の相手は歯牙にも掛けず倒していきます。
【チェンソーマン】闇の悪魔の能力・強さ
今週のチェンソーマンの話数が66話。デンジの最後のセリフは2話でも言ってて、66÷2で33。33話のマキマと66話の闇の悪魔は同じように睨みつけて血を履かせてないか…? pic.twitter.com/aximINzB0D
— 紲💫 (@se_tu_K01) April 13, 2020
本項目では、闇の悪魔に関する能力や強さについて解説していきます。
闇の悪魔が発揮した能力・強さの描写は以下の通りです。
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超越者と呼ばれる悪魔
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一度も死んだことがない
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横を通ったものの腕を切断
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睨みで攻撃が可能
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鈴の付いた剣
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亡霊のシールド
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回復力
それぞれ解説します。
超越者と呼ばれる悪魔
その強すぎる存在から、闇の悪魔は「超越者」と呼ばれています。
闇の悪魔は、人間とは異なる強い力を持つ魔人をして、「敵意を向けられた瞬間に私たちは死ぬ」と言わしめるほどの実力を所持。
短い登場ながら、作中の人物からも、読者からも理解の及ばない多彩な攻撃で立ち向かった人間や魔人を瞬殺していきました。
一度も死んだことがない
「超越者」と呼ばれる闇の悪魔は、一度も死んだことがありません。
地獄に留まり続けていることからも、それが分かります。
強大な悪魔が多数存在する地獄においても、一度も死んだことがないのは、悪魔の中でも飛び抜けた実力を持っているということです。
横を通ったものの腕を切断
闇の悪魔が横を通り過ぎるだけで、アキやパワーたち公安やクァンシ、魔人たちの腕は吹き飛びました。
このように闇の悪魔には知覚できないほどのスピードで何かを行う、得体の知れない能力を持っています。
公安の人間や「始まりのデビルハンター」であるクァンシを含めた刺客たちは何もすることができないまま腕を切断されました。
これまでの悪魔とは次元が違う実力を見せつけるシーンです。
睨みで攻撃が可能
相手を睨むだけで口や鼻から血が出たり、身体に風穴を空けるなどといった能力も作中では披露しています。
まさに「敵意を向けられただけで死ぬ」という言葉は大げさでもなんでもなくその通りだったというわけです。
「支配の悪魔」であるマキマも同じようなことが可能だったので、高い実力を持つ悪魔なら誰でもできる可能性があります。
鈴の付いた剣
武器など必要ないほどの実力を披露した闇の悪魔ですが、鈴の付いた剣を出して攻撃しているシーンもありました。
魔人になって弱体化してすらも「強すぎる」と評され、力を制御されていた暴力の魔人を、この剣で全身バラバラにしました。
剣についた鈴が鳴ることで、暴力の魔人はさらに深刻なダメージを負ったように描写されたので、鈴に何らかの能力があると考察できます。
マキマにも使用しましたが、剣の鈴が鳴る前に逃げられました。
亡霊のシールド
主人公であるデンジがチェンソーで闇の悪魔に対し攻撃した際に、複数の亡霊のような姿をしたものが、デンジの攻撃を阻んでいる場面があります。
亡霊のシールドのようなものがデンジの攻撃を食い止め、デンジの攻撃は闇の悪魔に届きませんでした。
回復力
闇の悪魔は自身が形成する「闇」の中では絶対的な回復力を持っています。
「傷がすぐに回復する」「攻撃がいっさい通じない」といった、無敵のような能力を所持。
闇の悪魔の一部を吸収して力を得ただけのトーリカの師匠「ドイツのサンタクロース」でさえ、闇の中では無限に再生する回復力を得ることができました。
地獄に叩き込まれたメンバーは誰も太刀打ちできず、マキマですらデンジを救出するのが第一目標だったとはいえ、逃げるしかないほどの強さを見せています。
【チェンソーマン】闇の悪魔の考察
今週の「チェンソーマン」感想、闇の悪魔と互角に渡り合えるマキマさんカッコええ・・・【66話】 https://t.co/P0yTpioxaj pic.twitter.com/ILBShQTBmt
— ジャンプまとめ速報 (@jumpmatome_2ch) April 13, 2020
この項目では、闇の悪魔に関しての考察について紹介します。
考察点は以下の2つです。
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11人の宇宙飛行士の死体
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切断された腕が示す「MAKIMA」の文字
それでは見ていきます。
11人の宇宙飛行士の死体
闇の悪魔が出てくる際に現れた11人の死体の意味については、「人間は闇を克服できない」というメッセージと考察できます。
チェンソーマンに登場する「悪魔」は、その名前がどれだけ人間に恐れられているかで強さが変化。
作中では弱い悪魔として「トマトの悪魔」が出てきており、第1話の時点でのデンジに討伐されていました。
他にも例え話として「コーヒーの悪魔」なんかがいても誰も怖がらないから弱いだろうとマキマが解説しています。
しかし「闇」は、人間が太古の昔から持っている根源的な恐怖です。
宇宙飛行士は人間にとっていまだに未知の存在である宇宙、すなわち闇を進んでいく存在。
そんな役職の人間を殺し残酷に死体としてわざわざ並べるのは、「闇に対しての人類の敗北」を意味しています。
また、チェンソーマンの作中の年代である1997年までに死亡した宇宙飛行士の人数は11人であり、闇の悪魔が出てきた際に死体として並べられた人間と同じ数です。
切断された腕が示す「MAKIMA」の文字
闇の悪魔が通り過ぎた後にアキ、パワーや刺客たちの腕を切断したときに、浮かび上がった腕の全体を見ると「MAKIMA」と見えることが話題となりました。
しかし第一部が終了した現在でも、闇の悪魔とマキマの間ではお互いを知ってはいても、何らかの関係があることは判明していません。
闇の悪魔がマキマと関連があるというよりも、これまで味方であったマキマに何か目的があり、いずれ敵対するであろうという伏線であったと考えられます。
しかし「支配の悪魔」自体と因縁があった可能性は否定できないので、これから掘り下げがあるかもしれません。
【チェンソーマン】闇の悪魔に関する一問一答
今週のこのシーンめっちゃ好き。
闇の悪魔はテレキネシス的な能力じゃなくて周りの闇の中に隠れてた奴がいたってことやな。
火花が出て一瞬見えた的な。あってるかわからんけど…#チェンソーマン pic.twitter.com/AdS0fHhtRl— 田中ultimate (@hirotaka199801) April 5, 2020
ここでは、闇の悪魔にまつわる疑問について解説していきます。
倒されずに出番が終了した闇の悪魔は、気になる点が多いキャラクターです。
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闇の悪魔とカエルの関係性は?
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闇の悪魔はマキマより強い?
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闇の悪魔は2部で再登場する?
上記について、順を追って解説します。
闇の悪魔とカエルの関係性は?
闇の悪魔と共に現れた謎のカエルですが、これについては以下のような説があります。
- 夜に行動するカエルは闇の悪魔を捉えることができる
- マキマが使役している小動物の一匹だった
一つずつ見ていきます。
夜に行動するカエルは闇の悪魔を捉えることができる
夜間に行動するカエルは夜に鳴き声を発するので、闇の悪魔を捉える手がかりになるという説が存在します。
人間や魔人には見えない闇の悪魔の攻撃も、夜に行動できるカエルには見えていたのかもしれません。
マキマが使役している小動物の一匹だった
マキマは小動物を意のままに使役して監視などができることが以前に示されているので、カエルはマキマの監視の目であるという説です。
実際にマキマは闇の悪魔の行動を把握していたので、何らかの手段で闇の悪魔の戦いを見ていたのは間違いありません。
闇の悪魔はマキマより強い?
闇の悪魔は一度も死んだことがない「超越者」なので、マキマより強いと考えられます。
現世にいるため、「銃の悪魔」も、マキマの正体である「支配の悪魔」でさえも、一度地獄で死んでいることになりますが、闇の悪魔に関しては一度も死亡したことがないです。
闇の悪魔とマキマが直接戦った際に、マキマが逃げを選んだことからも、直接対決では分が悪いことを示しています。
マキマには自分より格下の存在を支配する強力な能力が備わっていますが、闇の悪魔のような同格以上の存在には通用しないでしょう。
よって、マキマより闇の悪魔の方が強いということになります。
闇の悪魔は2部で再登場する?
闇の悪魔はこれからも地獄で何かが起こらない限り現世に出現することはないのですが、第2部でデンジが地獄に行く展開があれば、再登場の可能性はあります。
デンジはパワーと「血の悪魔」を探す約束をしているので、パワーとは別の存在ではありますが元となる「血の悪魔」と第2部で出会うかもしれません。
その場合は地獄が舞台になる可能性が高いので、闇の悪魔を始めとした「超越者」の登場が予測されます。
その時は今までの敵と比べてどのような格の違いを見せる存在なのでしょうか?今から登場が楽しみですね!
まとめ:闇の悪魔と、新たな「根源的恐怖の名前を持つ悪魔」の登場に期待しよう!
『チェンソーマン』最新第65話 闇の悪魔 本日発売の週刊少年ジャンプに掲載…❗️
絶望、絶望、絶望…。
極限状態の中、散りゆくは…⁉️是非にご一読頂ければ幸いです。
JC1巻〜6巻全巻続々重版出来しております‼️ pic.twitter.com/flV60VSYpo— 林士平(りんしへい) (@SHIHEILIN) April 6, 2020
今回は「チェンソーマン」の闇の悪魔の強さや能力、考察について解説しました。
闇の悪魔は第1部では唯一登場した「根源的恐怖の名前を持つ悪魔」となります。
悪魔は恐れられることによって力が増すので、闇の悪魔は登場のインパクトや強さの描写、倒しきれなかったという点で、とても魅力の高いキャラクター。
第2部では闇の悪魔の他にも、根源的恐怖の名を持つさらに強力な存在と戦う可能性があります。
闇の悪魔の再登場も十分にあり得る、これからの展開に期待しましょう!