2013年に放映されたドラマ「半沢直樹」の第3話のネタバレです。4月より放送開始の「半沢直樹2」も話題ですね。復習として見てみてください。第3話タイトル「クソ上司に倍返し!部下のピンチを救えるか!裏切り者も出現」です。
[affi id=2]ドラマ半沢直樹2013第3話のネタバレ
浅野支店長(石丸幹二)は、半沢直樹(堺雅人)に「そんな話は聞いて無いし、許可した覚えもない。結局、国税に持っていかれたのでは、元も子もない。」と言って、東田満(宇梶剛士)がハワイに購入しようとした不動産を差し押さえようとしたことを叱責した。
浅野支店長は、半沢直樹に「明後日の裁量臨店では、せいぜい頑張るんだな。」と言った。半沢直樹は「明後日?聞いておりません。通常、裁量臨店には1週間程度の準備期間があるはずです。」と驚く。
すると浅野支店長は、「私はだいぶ前に伝えたはずです。そうやって自分のミスを人のせいにするのはよくないですよ。」と言い放った。
裁量臨店とは、銀行本店の監査部門が各支店で行われた融資の判断が適当だったかを判断するために行う内部監査のことを言う。単に臨店と呼ばれることもある。
半沢直樹は裁量臨店までに5億円の回収を目処を立てるため、竹下清彦(赤井英和)と合流した。東田満(宇梶剛士)の隠れ家を探していた竹下清彦は、持ち主が小村武彦という男だということを知る。
小村武彦は、10年前に関西圏で成長していた小村建設の会長だったが、数億円の献金疑惑が出てから会長を解任させられていたのだった。東田満は、別れた妻が小村武彦の遠縁に当たり、今も小村建設が所有する不動産に身を潜めている可能性があった。竹下清彦は、小村武彦が所有する不動産を調べたが、所有する不動産は30件以上あり、困難な状況に陥った。
半沢直樹は小村武彦に直接話を聞くことにしたのだが、小村武彦は入院中で面会謝絶の状態だった。病院を訪れた半沢直樹は、面会を断れ帰ろうとしたが病室から小村武彦が現れた。話を聞いた小村武彦は「銀行には、どれだけ煮え湯を飲まされたことか。ざまあ、見されせ。」と捨て台詞を吐くのだった。
半沢直樹が、「どんなことでもいいので教えてください」と頼むと小村武彦は「最初に来たのは1年前だった。不動産の管理をさせてくださいというので、任せたらピタっと来なくなった。」と話すのだった。竹下清彦が「そんなん、財産目的に決まっとるやろ。」と言うと、「ワシの所に来るのは、そんな奴ばっかりや。」と吐き捨てた。
半沢直樹はその日の夜、自宅に銀行の資料を持ち帰っていた。裁量臨店があるためマイナス評価になりそうな資料を自宅に一時的に隠したのだった。半沢花(上戸彩)は「犯罪じゃないの?」と不思議がったので半沢直樹は、裁量臨店について教えたが半沢花は理解していないようだった。
半沢直樹に期待する常務・大和田暁
その一方、産業中央銀行出身の常務・大和田暁(香川照之)は、「産業中央銀行から優秀な奴が現れた。半沢なら5億円を回収できるかもしれない。」と期待を寄せていた。大和田暁の部下が、裁量臨店のことを報告するも、大和田暁は「とことん、やるように伝えてください。彼がどう立ち向かうか見てみたい。ダメなら、それまでの男だったということです。」と言い、裁量臨店を実行させるのだった。
東京本部の渡真利忍(及川光博)は「裁量臨店を仕切るのは浅野支店長だ。表で仕切るのが、小木曽忠生で灰田雅樹は小木曽の腰巾着だ。加納・寺内は中立だが、小木曽の言いなりだ。あと、予定していたメンバーが行けなくなったため、俺が代打指名された。検査薬としていく以上お前をフォローできない。」と告げた。
ある日、東京中央銀行ー大阪西支店で裁量臨店が始まった。裁量臨店には時間に限りがあるため無作為に抽出した融資を調査することになる。ところが、今回の裁量臨店で調査対象となった融資は、業績が悪化し問題を抱えた企業の融資ばかりで、意図して赤字企業選ばれているとしか思えなかった。明らかに浅野支店長が検査約に情報を流しており、厳しい裁量臨店が予想された。
灰田雅樹(加藤虎之介)が、「こんな赤字企業に融資を続けて、どういうことだ。」と、入社2年目の中西英治(中島裕翔)が担当する融資を追求すると、半沢直樹は「人員整理を進めており、今期は黒字転換する見込みです。」と釈明した。灰田雅樹が「そんな根拠がどこにある?」と追求すると、半沢直樹は「試算表があるはずですが。」と答えた。資料を見るが、試算表は無く、「全て部下の責任にするつもりか。無責任じゃないか。」と半沢直樹を叱責した。
[affi id=2]裁量臨店1日目が終わる
裁量臨店の1日目が終わると、垣内(須田邦裕)が中西英治に「試算表がないとはどういうことだ。課長の顔に泥を塗るのか。」と叱責する。すると、角田周(モロ師岡)が「仕方が無い。俺に資料にだって不備はある。1週間の準備期間があれば、何とかなったんだが。それに、業績不振の企業ばかりヲ突かれたら、課長だって言い訳できないさ。」と仲裁した。
一方、半沢直樹は小村武彦の病室を訪れていた。しかし、小村武彦は「帰った方がええで。銀行を助けるつもりはない。不正献金を警察にリークしたのは、長い付き合いをしていたメーンバンクだった。銀行はワシに散々、非合法なことをさせておいて、手に負えなくなったからワシを捨てたんや。」と教えた。小村武彦は不正献金疑惑で会社を追い出されたが、個人名義の不動産があったため金には困らなかったが、金以外の全てを失ったのだった。
フリーライター、来生卓治
そう話すと小村武彦は急に胸を押さえ苦しみだした。半沢直樹が慌ててナースコールを呼ぶ。その時、半沢直樹(堺雅人)は小村武彦の枕元にある写真を見つけた。小村武彦には娘がいるようだった。その後、半沢直樹が病院を出ると、来生卓治(ダンカン)に出くわした。来生卓治はフリーライターで、西大阪スチールの倒産を追いかけているのだという。
来生卓治は、「東京中央銀行はいくら融資してたのですか?5億円ですか?」と質問したが、半沢直樹は「行内のことは一切、お答えできません。」と答えたが、「マスコミの力を借りたい。」と言い、取引を持ちかけた。
[affi id=2]裁量臨店2日目
裁量臨店2日目、調査役の追求は1日目より厳しく、資料の不備が次々に発覚し「資料がないってどうなっているんだ。こんな低レベルな融資課は見たことがない。どうした、もう弁明もできないのか。」と叱責した。一方、半沢直樹の妻、花は支店長の妻・浅野利恵(中島ひろ子)と仲良くなり、色々と話しを聞いていた。
支店長浅野は、父親も銀行員で子供の頃は転勤ばかりで友達ができず、自分の子供には同じ思いをさせたくないようだった。支店長浅野は、以前は大阪に住んでおり、大阪に慣れていたため妻子を東京に残し、大阪へ単身赴任を決心したのだった。
裁量臨店2日目が終わると、垣内は半沢直樹に「1週間前には、資料は確かにあったはずなんです。」と訴えた。垣内が中西栄治に「お前もなにかないのか?」と尋ねたが、「僕は何も。」と言い、よそよそしく立ち去った。
その日の夜、半沢直樹が帰宅すると、半沢花が「支店長の奥さんが家に来たの。支店長情報をゲットしたわよ。」と言って仕入れた情報を教えた。裁量臨店3日目、半沢直樹は支店長室から出てきた中西栄治を目撃。彼は携帯を握りしめて、思い詰めている様子だった。
中西栄治は、半沢直樹に何か言おうとしたが、半沢直樹は「裁量臨店が始まるぞ。何としても乗り切ろう。何があったかは、全部済んだ後に、笑い話として聞かせてもらおう。」と答えて、裁量臨店に臨んだ。
裁量臨店3日目
裁量臨店3日目、灰田雅樹が赤字企業への融資を厳しく追及すると、半沢直樹は「厳しい人員整理により、今期は黒字化する予定です。」と釈明。「また、釈明か。」と灰田雅樹が呆れると、半沢直樹は、「度重なるヒアリングを加味した結果です。」と答えた。灰田雅樹が「じゃあ、議事録はどこにあるんだ。そんなもの無いじゃないか。」とファイルを叩きつけた。
「ファイルの中にあるはずです。よく探してください。」と半沢直樹が告げると、「だったら、お前が探してみろ。」と灰田雅樹は、ファイルを投げつけた。半沢直樹はファイルを調べると、「無いですね。今朝まではあったんですが。どうも初日から資料が紛失しているようなので、どのファイルにどの資料があるのか、調べたんですけどね。あなた達はどういう管理をしているんですか。」と告げた。
小木曽忠生(緋田 康人)が「いい加減、非を認めろ。そんなリストが当てになるか。」と吐き捨てると、半沢直樹は「そう言うと思いました。」と言い、部下に合図を送った。そして垣内はホワイトボードに写真を張り付けた。写真は今朝の新聞と一緒に資料を撮影したものだった。
紛失したという資料が今朝の新聞と一緒に写っており、「資料が今朝まで存在した証拠です。」と告げた。灰田雅樹が「だからって、我々を疑うとは、どういうことなんだ。」と反論すると、半沢直樹は、「ですから、皆さんの荷物を拝見したい。」と持ち物検査を要求する。
[affi id=2]小木曽忠生は容疑を否認
小木曽忠生は「そんな横暴に付き合うつもりはない。」と拒否すると、渡真利忍は「実に不愉快だ。さあ、皆さん、身の潔白を証明してやりましょう。」と言い、自分のかばんの中身を机にぶちまけた。灰田雅樹は激しく抵抗したが、拍子にかばんの中身が飛び出し、風俗店情報誌が飛び出すのだった。
半沢直樹は「裁量臨店の最終にずいぶんお楽しみのようですね。ですが、これで身の潔白は晴れました。」と告げた。残るは、小木曽忠生のカバンだけだったが、小木曽忠生は拒否するのだった。
渡真利忍が無理やり、「さあ、身の潔白を証明してやりましょう。」と言って半沢直樹にカバンを渡すと、中からは抜きとられた資料が出てきた。
小木曽忠生は「お前ら、俺を嵌めたな。私が抜きとった証拠を見せろ。証拠を。」と容疑を否認した。すると、中西英治が「証拠なら、あります。裁量臨店の初日に、資料を抜くのを目撃しました。」と告発した。
小木曽忠生からは、「誰かに喋ったら5億円融資の責任は君にとってもらう。君1人くらいどうにでもできる。」と脅されていたのだった。
往生際の悪い、小木曽忠生は「そんなのは作り話だ。誰もが納得できる証拠を出せ。」と喚き散らす。すると中西英治は携帯電話を取り出し、今朝、小木曽忠生から口止めされていた事実を再生した。
小木曽忠生は録音を聞くと、反論できなくなり、崩れ落ちた。中西英治は半沢直樹に「課長、申し訳ありませんでした。」と謝罪した。