【英語付】『ローマの休日』の名言・名セリフのランキング10選一覧まとめ

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『ローマの休日』はヒロインにオードリー・ヘプバーン、相手役にグレゴリー・ペックをキャスティングしたクラシック映画の名作です。

オードリー・ヘプバーン演じるアン王女が、宮殿を抜け出し新聞記者のジョーと1日の淡い恋を経験する物語。

今回は『ローマの休日』から名言・名セリフを10個厳選してご紹介します。

名言・名セリフと共にネタバレ含むあらすじや名場面、そして映画の裏側(トリビア)なども交えながらご紹介するのでぜひお楽しみください。

  • 『ローマの休日』の名言・名セリフ
  • 『ローマの休日』の忘れられない名場面
  • 『ローマの休日』の裏話・トリビア
『ローマの休日』の名言や名セリフを厳選して3つご紹介
Princess Ann(アン王女) You beast! It was perfectly alright! You never hurt your hand!ーひどいわ!心配したのに。大丈夫なのね
Joe Bradley(ジョー・ブラッドリー) Well, life isn’t always what one likes, is it?ー人生は不自由ばかり
Princess Ann(アン王女) Rome! By all means, Rome. I will cherish my visit here in memory as long as I live.ーローマです。間違いなく。ローマです。ここでの思い出を一生涯忘れることはありません
目次

『ローマの休日』の名言・名セリフのランキング10選とは?

ローマの休日
ローマの休日©Paramount Pictures Corporation

『ローマの休日』は1953年に公開されたクラシック映画の名作です。

映画ではオードリー・ヘプバーンを主役に掲げ、王女が公務を離れて普通の女性として生きる『貴重でロマンチックな1日』を描いています。

窮屈な城を抜け出し、1人の女性として生き生きと自由な空気を吸うアン王女の姿はまさしく逆シンデレラです。

そこで出会う素敵な男性ジョー(グレゴリー・ペック)との淡いロマンスはまさに王道のラブロマンスといったところ。

主演のオードリー・ヘプバーンは起用が決まった当時はまだ無名に近い女優でした。

しかし『ローマの休日』で1953年の『最優秀主演女優賞』を獲得し、一気にスターダムへとのし上がるのです。

裏話ですが、当初の配役はエリザベス・テータラーだったのだとか。

確かに王道の王女なイメージですが、ローマの街でベスパを乗り回したり、ショートカットにしたり…。

キュートな冒険シーンはグラマラスなエリザベス・テーラーよりもオードリー・ヘプバーンの方がしっくりくる気がします。

『ローマの休日』は楽しくも切ない名言が多い

映画『ローマの休日』には、楽しくも切ない名言がたくさんあります。

映画『ローマの休日』は王女が初めて『普通の女の子』として体験する冒険物語であり、新聞記者との淡い恋を描いたラブストーリーです。

何もかも初めての体験のアン王女にとって、すべてがキラキラした楽しい冒険。

しかし王女という立場上、これは1日だけの特別な休暇のようなものでした。

楽しいけれどすぐに終わってしまう…そんな背景から『ローマの休日』の名言は楽しくて、ちょっぴり悲しいものが多いのです。

『ローマの休日』の名言・名セリフのランキング10選の基準

『ローマの休日』には素敵な名言・名セリフがたくさんあります。

映画を象徴するような名言から世間知らずな王女のかわいらしい発言まで、『ローマの休日』ファンにとっては思い出深いセリフがあるはずです。

そこで今回は選定にあたって偏りのないように、下記の基準を元に厳選しています。

  • 『ローマの休日』を象徴する名言・名セリフ
  • 『ローマの休日』のアン王女らしい名言・名セリフ
  • 『ローマの休日』のファンがよくSNSで引用する名言・名セリフ

『ローマの休日』の名言・名セリフ10選を一覧で紹介

Princess Ann(アン王女) Did you know there are people who sleep with absolutely nothing on at all?ー何も着ないで寝る人がいるって知ってた?
Princess Ann(アン王女) Will you help me get undressed, please…ー脱ぐのを手伝ってくださる?
Princess Ann(アン王女) I could do some of the things I’ve always wanted to.ーそれならいろんなことができるわね
Princess Ann(アン王女) You beast! It was perfectly alright! You never hurt your hand!ーひどいわ!心配したのに。大丈夫なのね
Joe Bradley(ジョー・ブラッドリー) You should always wear my clothes. ー僕の服が似合うね
Joe Bradley(ジョー・ブラッドリー) Well, life isn’t always what one likes, is it?ー人生は不自由ばかり
Princess Ann(アン王女) I have to leave you now. I’m going to that corner there and turn. You must stay in the car and drive away. ー私はもう帰るわ。私はこれからあの角を曲がるけど、車から降りないでね
Princess Ann(アン王女) Were I not completely aware of my duty to my family and to my country, I would not have come back tonight… or indeed ever again!ー家族や国民に対して果たすべき義務をわきまえているからこそ、今夜ここに戻ったのです
Princess Ann(アン王女) I have every faith in it… as I have faith in relations between people.ー守られると信じています。個人の関係が守られるのと同時に
Princess Ann(アン王女) Rome! By all means, Rome. I will cherish my visit here in memory as long as I live.ーローマです。間違いなく。ローマです。ここでの思い出を一生涯忘れることはありません

『ローマの休日』の名言・名セリフその1.「Did you know there are people who sleep with absolutely nothing on at all?ー何も着ないで寝る人がいるって知ってた?」

ローマの休日
アン王女©Paramount Pictures Corporation

映画の冒頭でヨーロッパ外遊中のアン王女は「ネグリジェなんて嫌い」とお付きのヴィアルバーグ伯爵夫人に文句を言っています。

ネグリジェなんて時代遅れ。

アン王女はパジャマ…それも『パジャマの上だけ着て寝る』というスキャンダラスな行為に憧れを持っているのです。

そしてアン王女は「世の中には何も着ないで寝る人だっているって知ってた?」とお付きのヴィアルバーグ伯爵夫人にいたずらっぽく尋ねるのでした。

アン王女はもう窮屈な王女の生活にはウンザリ。

王女は鳥籠で囲われているような息苦しさを感じているのです。

そして外の世界への憧れは、アン王女が巻き起こす『夢のような冒険の1日』へとつながっていきます。

ちなみにネグリジェはフランス語が語源。英語では『nightgown(ナイトガウン)」です。

『ローマの休日』の名言・名セリフその2.「Will you help me get undressed, please…ー脱ぐのを手伝ってくださる?」

ローマの休日
アン王女©Paramount Pictures Corporation

「よく眠れるように…」とアン王女は睡眠導入剤の注射を打たれたあと、部屋を抜け出しローマの街へ1人で出てしまいます。

しかし途中で意識が朦朧としてきたアン王女はたまたま通りかかった新聞記者のジョー・ブラッドリーに助けられジョーの家に連れてこられます。

そこでジョーに向かってアン王女が「Will you help me get undressed, please…ー脱ぐのを手伝ってくださる?」と言うのです。

初対面の男性に対してドキっとする言葉ですよね。しかしアン王女にとって衣服の脱ぎ着を手伝ってもらうのは日常のこと。

意識が朦朧としているので、ついいつもの癖が出てしまっただけなのです。

もちろん紳士のジョーはアン王女が洋服を脱ぐのを手伝うことはありませんでした。

このあとアン王女は念願のパジャマに身を包んで寝ることになります。

『ローマの休日』の名言・名セリフその3.「 I could do some of the things I’ve always wanted to.ーそれならいろんなことができるわね」

ローマの休日
アン王女とジョー©Paramount Pictures Corporation

アン王女の正体を見抜いたジョーは、帰ろうとする王女を引き留めます。

するとアン王女が「 I could do some of the things I’ve always wanted to.ーそれならいろんなことができるわね」と言うのです。

王女という立場上、好きなようにふるまうことが今までできなかったアン王女。

アン王女にはもっと王女という枠を超えて、やってみたいことがあるのです。

1日の猶予をもらったアン王女は、この後その言葉通り「今まで憧れていたたけれど、できなかったこと」を好奇心の赴くまま実現していくのでした。

『ローマの休日』の名言・名セリフその4.「You beast! It was perfectly alright! You never hurt your hand!ーひどいわ!心配したのに。大丈夫なのね」

ローマの休日
アン王女とジョー©Paramount Pictures Corporation

『ローマの休日』といえば真っ先にこの『真実の口』のシーンを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

自由な1日を満喫するアン王女は、ジョーと一緒にローマの名所『真実の口』を訪れます。

嘘をついている人が『真実の口』に手を入れると噛まれて抜けなくなる…

そんな言い伝えをアン王女に伝え、自分の手が食いちぎられたと芝居をするジョー。

驚いて怖がるアン王女に嘘だと伝えると、ホッとした瞬間「ひどいわ!」とジョーの胸をたたきます。

こんな風に手が食いちぎられたと本気で心配するなんて…アン王女の純粋さが伝わってくるシーンです。

『ローマの休日』の名言・名セリフその5.「You should always wear my clothes. ー僕の服が似合うね」

ローマの休日
アン王女とジョー©Paramount Pictures Corporation

アン王女を迎えに来た護衛と乱闘したあげく、川に飛び込みびしょぬれになったジョーとアン王女。

そのあとジョーの家に戻り、濡れた服を着替えます。

しかし着替えを持たないアン王女は、服が乾くまでジョーのガウンを借りることになりました。

彼女に惹かれはじめたジョーは、自分の服を着たアン王女を見て「僕の服が似合うね」と言うのです。

英語では「You should always wear my clothes」ですから、直訳すると「いつも僕の服を着てほしい」になります。

自分の恋人にしたいというジョーの願望が見え隠れするシーンです。

しかしお互いこの関係がすぐに終わってしまうものだと分かっています。

そう考えるとこのロマンチックな名言にも『終わりが近づいている』切なさを感じられます。

『ローマの休日』の名言・名セリフその6.「Well, life isn’t always what one likes, is it?ー人生は不自由ばかり」

ローマの休日
アン王女とジョー©Paramount Pictures Corporation

「なにか料理を作りましょうか?」と提案するアン王女ですが、ジョーの家にはキッチンがありません。

驚くアン王女にジョーは「Well, life isn’t always what one likes, is it?ー人生は不自由ばかり」と答えます。

これはアン王女にとって真実をついた言葉です。

アン王女の生活は今まで不自由なことばかりでした。

そして「No, it isn’t.ーその通りだ」とアン王女は同意するのです。

このあとアン王女はその王宮の不自由な生活に戻らなければいけないのでした。

『ローマの休日』の名言・名セリフその7.「I have to leave you now. I’m going to that corner there and turn. You must stay in the car and drive away. ー私はもう帰るわ。私はこれからあの角を曲がるけど、車から降りないでね」

ローマの休日
アン王女とジョー©Paramount Pictures Corporation

洋服も乾き、ジョーはアン王女を車で送ります。

そして別れ際にアン王女が「I have to leave you now. I’m going to that corner there and turn. You must stay in the car and drive away. ー私はもう帰るわ。私はこれからあの角を曲がるけど、車から降りないでね」と言うのです。

角を曲がったら、護衛の人が待っているはず。

そしてシンデレラの魔法は解け、アン王女は元の世界に戻るのです。

哀しそうな2人の表情が切ない名場面です。

『ローマの休日』の名言・名セリフその8.「Were I not completely aware of my duty to my family and to my country, I would not have come back tonight… or indeed ever again!ー家族や国民に対して果たすべき義務をわきまえているからこそ、今夜ここに戻ったのです」

ローマの休日
アン王女の側近たち©Paramount Pictures Corporation

アン王女の失踪に頭を悩ませた側近たち。

そしてアン王女に『責任』について説教を始めます。

しかしアン王女がもし『責任』を感じていないのであれば、とっくに王女という立場を放棄していたことでしょう。

ジョーのところから側近たちの元へ帰ってくるはずがありません。

『責任』を感じ家族と国のために戻ってきたアン王女は、側近たちにピシャリと言い返すのでした。

『ローマの休日』の名言・名セリフその9.「I have every faith in it… as I have faith in relations between people.ー守られると信じています。個人の関係が守られるのと同時に」

ローマの休日
アン王女©Paramount Pictures Corporaアン王女

記者会見で初めてジョーが『新聞記者』であることを知ったアン王女は動揺を隠せません。

もし「ジョーが昨日の出来事をネタにしたらどうしよう」そんな気持ちだったのでしょう。

しかし会見の場でジョーに問いただすことはできません。

そしてアン王女はインタビューに答えながら遠回しに「昨日のことは2人だけの秘密にしてください」とメッセージを伝えるのです。

それに対し「王女様の信頼は裏切られないでしょう」と答えるジョー。

初めはスクープ目当てで近づいたジョーでしたが、アン王女に行為を持ったジョーにもはやスクープにする気持ちは消えていたのです。

『ローマの休日』の名言・名セリフその10.「Rome! By all means, Rome. I will cherish my visit here in memory as long as I live.ーローマです。間違いなく。ローマです。ここでの思い出を一生涯忘れることはありません」

ローマの休日
アン王女©Paramount Pictures Corporation

ある記者が「ヨーロッパ外遊で最も気に入った場所は?」と王女に尋ねます。

王女という立場では特定の国を好きだと答えることはできません。

それは他の国に対して失礼だからです。

そしてアン王女は「それぞれ忘れがたい思い出があります…」と当たり障りのない言葉を言い始めます。

しかし突然思い返したように「ローマです」と言い切るのでした。

これはアン王女の本心です。

そしてジョーに対して伝えたかった言葉でもあります。

「ジョーとの思い出は忘れられない人生最高のものだった」アン王女はこうジョーに伝えたかったのではないでしょうか。

まとめ:『ローマの休日』の名言を味わおう

日本の長崎で小さく上映が始まった『ローマの休日』が、公開劇場を徐々に広げついには日本の洋画配給収入第1位を記録したというのはちょっとした裏話。

70年近くたった今でもその人気は衰えを知りません。

あまりの人気に「続編が観たい」「この2人のロマンスのその後を知りたい」という声も出たほど。

しかし残念ながら続編の予定はありません。

この2人の『その後』を知ることは無粋なのではないでしょうか?

『ローマの休日』で完結するロマンスの余韻とちょっぴりの切なさは、永遠に消えることがないのです。

美しい2人のロマンスに思いをはせながら、素敵な名言をもう一度味わってみてはいかがでしょうか。